生活に支障が出る可能性はゼロじゃない【後縦靱帯骨化症に要注意】

臓器の病気

病室

肝臓は胃の後ろ辺りにあります。主な働きは合成と分解です。食べ物でも薬でも吸収されたらほとんどの場合、肝臓で代謝を受け全身に循環します。またコレステロールなどの合成も肝臓が請け負っています。もし肝臓がんになればこのような機能がすべて異常になります。肝臓と腎臓はどちらか1つでも壊れるともう先は短いです。さらに肝臓は全身に繋がる太い血管を持つため肝臓がんでは早期に全身転移します。いきなり肝臓がんになることは少なく、脂肪肝、肝硬変などのステップを踏み肝臓がんを発症することが多いです。つまり事前にある程度予防ができる癌でもあります。原発性であれば予防できますが、どこかの臓器から転移した場合かなりの確率で命の危機です。

肝臓は腎臓と違い再生能力があります。半分切ってもそのうち元の大きさに回復します。また大きな血管が2本あり栄養補給に関わるのは門脈です。つまり肝臓全体に回ってない場合、肝臓がんの好発部位は門脈周辺であり切除してしまえば、簡単に手術ができます。脳と違い神経が複雑でなく、血管さえ気を付ければいいため、特殊なところでないと大学病院で手術しなくてもいいです。肝臓がんは諦めなければ治療できる疾患になりつつあります。肝臓がんのリスクファクターはアルコールやC型肝炎ウイルスだと言われています。若者のお酒離れやC型肝炎に対する治療法が確立してきたため今後はより生存率が高くなると予測されています。それでも定期検診による早期発見は重要です。